上級編−仕手株とは？
株をやっている上で必ず耳にするのが、「仕手株」というものです。
仕手株とは、一般的に所謂、仕手筋、仕手グループといった投資家
の集まりが、強引に株価を吊り上げて人気を煽り、高値で売り抜ける為に
利用する、極めて投機色の強い銘柄の事を指します。
実際の例を出しますと、まずは以下のチャートをご覧下さい。
これは、ルック（8029）という銘柄の、2002年末〜2004年始めまでの
チャートです。スタート時400円以下であった株価が、その後、2160円まで
上昇し、僅か半年の間に5倍以上に大化けしました。
ではその間何か材料等があったのかというと、赤字決算でこれといった
材料も無く、一部にK氏（仕手筋の名前）が介入中！といった情報だけが、
市場に出回り、それだけを材料に赤字企業の株価がグングン上昇しました。
しかしその後の株価は、元の里（400円）に戻っています。
そもそも2160円という高値が、その時点で高値と判断できるはずも無く、
その当時、3000円は楽勝！といったムードが漂っていました。
しかし実際には突然の急落に対応できずに、止まらぬ暴落で泣きを見る
こととなります。 上手くやれば短期で利益が見込め面白い株かもしれ
ませんが、一般の投資家にはリスクが大きく、お勧めできません。
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